43歳石川雅規「グラウンドでは年齢関係ない」 メモリアル通算184勝に喜び「1勝の難しさ分かってる」

[ 2023年5月10日 21:50 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー0阪神 ( 2023年5月10日    甲子園 )

<神・ヤ>22年連続勝利の快挙を達成した石川(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 ヤクルトの石川雅規投手(43)が5回1/3を4安打無失点の好投で今季初勝利。自身が持つ球団最年長勝利記録を43歳3カ月に更新。現役最多を誇る通算勝利数を184に伸ばし、大目標である200勝まであと16とした。

 今季初勝利を手にした石川は米田哲也(近鉄)、工藤公康(横浜)、山本昌(中)、三浦大輔(D)に次ぐ史上5人目の22年連続勝利を達成。さらに入団1年目からの22年連続勝利は前記の米田に並ぶプロ野球タイ記録となり「一人でできる記録ではないので。家族にも感謝したいし、携わってくれた人、そしてファンの皆さんにも本当に感謝したい」とコメントした。

 プロで22年間も活躍する要因を問われると「いやもう本当に必死で、しっかりとした準備をすることを心掛けています」と回答。積み上げた勝利は184となり「やはり1つ勝つ難しさは凄く分かっているので、今日の勝利は次につながる勝利だと思います」と話した。

 打線も41歳・青木が激走を見せるなど援護を受けたことには「(見ていて)何とかしてあげたいという気持ちは伝わってきた。それにつられて僕も、中村のナイスリードに助けられて投球できた」とコメント。

 感謝の気持ちは「やはり家族に感謝を伝えたいと思う」と明かすと、続けて「長くやらせてもらっているけど、やはりチームの戦力となって、チームの勝利に貢献したい思いが強い。グラウンドに出たら年齢は関係ないので何とか結果で引っ張っていけるように頑張っていきたい」と意気込み。

 最後に「何年やりたいとかという気持ちでやったわけではなく、目の前の試合を必死にやってきた結果が22年目なので。また、今日の勝利におごることなく、次の勝利にしっかり準備をしたい」と勝って兜の緒を締めた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月10日のニュース