阪神ドラ6・富田は“ポスト藤浪”!? 体に負担がかからない「陸上選手のような走り方」でケガ予防

[ 2023年1月19日 05:15 ]

秋本氏(左)の前を駆け抜ける富田(撮影・北條 貴史)
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 阪神ドラフト6位・富田蓮投手(21=三菱自動車岡崎)が“ポスト藤浪”!?この日、新人合同自主トレの練習メニューに陸上教室が組み込まれ、講師を務めたスプリントコーチの秋本真吾氏(40)から「陸上選手のように走り方がきれい。僕が見てきた中でも藤浪選手とか及川選手に次ぐくらい形としてはよかった」と絶賛された。

 今季からアスレチックスに移籍する藤浪は近年こそ低迷したものの、入団から3年連続2桁勝利を挙げるなど通算57勝をマーク。その“後継者”として指名されたのが同じ投手の富田…だが、現時点でそれは走るフォームの話だ。とはいえ、ゆくゆくはパフォーマンスの面でも右腕に迫る可能性が、その走り方に詰まっている。

 「走っていて体に負担はあまりかかっていなかったので、やっぱりこの走り方は長く走れる走り方。心がけてやっていきたい」
 富田自身も自覚するように、美しいフォームで走る最大のメリットは、投手に欠かせない走り込み中のケガ予防。肉離れ経験がある太もも裏など下半身への負担を最低限にとどめつつ、最大限の基礎体力向上を図ることができる。それがマウンド上でのパフォーマンスにつながるわけだ。

 「使っていない筋肉が自分の中ではまだまだ多い。それが使えるようになったらもっと良い球が投げられる。走り方も良くなると思うので、それは伸びしろ」と富田。一心不ランに、高みを目指す。(石崎 祥平)

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2023年1月19日のニュース