今秋ドラフト候補の市和歌山・米田天翼 自己最速150キロ計測も準々決勝敗退

[ 2022年7月25日 16:47 ]

第104回全国高校野球選手権和歌山大会・準々決勝   市和歌山0―3和歌山東 ( 2022年7月25日    紀三井寺 )

<市和歌山・和歌山東>チームメートに抱えられながら号泣する市和歌山・米田天翼(中央)
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 今秋ドラフト候補右腕の市和歌山・米田天翼(3年)の夏が終わった。

 0―1の7回から救援。1イニング目は無失点に抑えたが、8回につかまった。先頭への四球から3連打を浴び2失点。9回には自己最速を1キロ更新する150キロを計測し、味方の反撃を待ったが6回2死から救援した和歌山東のエース右腕・麻田一誠(3年)に対し1人の走者も出せず、零封負けを喫した。

 試合終了の整列後は号泣。スタンドへのあいさつを終えると、チームメートに抱えられながらベンチへ戻った。「自分が打たれたので、悔しい気持ちでいっぱい」と涙。ただ、9回2死無走者で150キロの大台に乗せたことについては「もしかしたら高校生活最後になるかもしれないと思って、狙って出しました。勝ちたかったのが一番ですが、ずっと目標にしていた数字。今日の球は3年間で一番良かった」とすがすがしい表情で振り返った。注目される進路につては「プロ一本で志望届を出そうと思っています」とした。

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2022年7月25日のニュース