盛岡中央の最速152キロ右腕・斎藤響介 注目の進路は「これから長く考えて決めたい」

[ 2022年7月25日 15:19 ]

第104回全国高校野球選手権岩手大会決勝   盛岡中央2-3一関学院 ( 2022年7月25日    岩手県営 )

<盛岡中央・一関学院>力投した盛岡中央・斎藤(撮影・藤山 由理)
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 盛岡中央(岩手)が2-3で一関学院に敗れ、23年ぶり2回目の甲子園出場はならなかった。岩手の新怪腕、最速152キロを誇るエース右腕・斎藤響介投手(3年)が完投も及ばなかった。一関学院は12年ぶりの甲子園出場を決めた。

 「やっぱり決勝戦ということもあって、緊張した部分もあったんですけど、最後まで自分のピッチングができてよかったと思います。(進路は)まだもう少し制球、変化球に課題があるとは思うので、それも直していきたいです。まだ、これから長く考えて決めていきたいです」

 2回戦で1安打完封勝利を収めると、3回戦は9イニングの大会2位タイ記録となる1試合19奪三振を記録。自己最速も152キロまで更新した。リリーフ登板の準々決勝を経て、準決勝では優勝候補・花巻東を相手に2失点完投。“打の怪物”佐々木鱗太郎(2年)には2安打を許しが、粘り強く投げて撃破した。

 決勝は「1週間に500球」の投球制限もあって可能な投球数は「133」の中で先発。2回に2点を失ったが、4回に味方打線が同点に追いついた。しかし、6回に適時打を浴びて勝ち越しを許した。8回も147キロをマークするなど8回9安打10奪三振3失点、123球の熱投も1点に泣いた。整列では一関学院ナインと笑顔で健闘をたたえ合ったが、ベンチ前に並ぶと目に涙をためて悔しさをにじませた。

◇盛岡中央の岩手大会戦績◇
1回戦 15-0 江南義塾盛岡
2回戦 4-0 花巻南
3回戦 6-1 盛岡市立
準々決 6-4 盛岡三
準決勝 3-2 花巻東

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2022年7月25日のニュース