富士宮東の1メートル88遊撃手・勝又 美守で救った3回戦進出 4球団スカウト見守る中

[ 2022年7月18日 21:58 ]

第104回全国高校野球選手権静岡大会2回戦   富士宮東5―1科学技術 ( 2022年7月18日    草薙 )

<科学技術・富士宮東>7回1死一塁を併殺でしのぎ、笑顔のプロ注目遊撃手・勝又(左)
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 長身1メートル88の大型遊撃手としてプロから脚光を浴びる富士宮東主将の勝又琉偉(3年)が、再三にわたる美技でチームを救い3回戦進出に貢献した。初回に背後の打球を好捕。極めつけは8回2死満塁の場面だ。三遊間を破りそうな打球に横っ飛びすると、素早く立ち上がって一塁へ送球しピンチをしのいだ。失点していれば、流れが逆風になった可能性もあっただけに「こっちに(打球が)来ると予想していて、うまく捕れて良かったです」と笑顔が映えた。

 巨人、ロッテ、広島、中日の4球団のスカウトが見つめる中、肝心のバットの方は湿りがち。警戒されていることもあり、右飛に四球、一邪飛、遊飛と全く良いところがなかった。2試合4打数無安打と快音はいまだ聞かれずじまい。

 「打ちたい気持ちがあって力が入りすぎている。修正します」
 振り返ればオリックスで活躍する紅林弘太郎遊撃手(19)も、決勝まで進んだ駿河総合時代の19年第101回夏の県大会は絶不調だった。プレッシャーを乗り越え、大事な21日の加藤学園戦(3回戦)は主役として凱歌を上げる。(小澤 秀人)

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2022年7月18日のニュース