ヤクルト2年ぶり6連敗…同点の9回マクガフ投入も2ラン被弾 “歴史的満弾”先制も巨人に打ち負ける

[ 2022年7月18日 21:43 ]

セ・リーグ   ヤクルト8―10巨人 ( 2022年7月18日    神宮 )

<ヤ・巨>9回、丸(右)に2ランを浴びたマクガフ(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 ヤクルトが2020年9月以来2年ぶりとなる6連敗を喫した。点の取り合いとなり6―8の7回に同点に追いつくも、最後は同点の9回に2日以来のマウンドとなった守護神マクガフが丸に2ランを打たれた。

 6連敗阻止へ松元監督代行が同点の9回にマウンドに送ったのはマクガフだった。しかし絶対守護神は2日のDeNA以来10戦ぶりの登板。先頭の北村に中前打で出塁を許すと、続く丸にスプリットを完璧に捉えられ右翼席に運ばれた。2点を追う9回の攻撃は巨人の若き守護神・大勢から、この日復帰した内山壮、オスナと2死から連打を放ちサヨナラのチャンスをつくる。ここで代打は内川。しかし初球をひっかけ三ゴロに。痛恨の2ラン被弾が響き、14安打4発8点を奪った試合を落とし、2年ぶりとなる6連敗となった。

 お互い5連敗中で負けられない一戦は初回にオスナの10号先制満塁弾で幕を開けた一戦。巨人にとってはプロ野球ワースト記録を樹立する4試合連続となるグランドスラム被弾となった。しかし今季ここまで5勝を挙げている42歳大ベテラン石川が4回7失点と崩れ逆転を許す。その後もサンタナの2打席連発ソロで2度1点差に迫るも、6回に再び2点差に突き放された。

 しかし、コロナ禍でチーム状況は万全でなくても、諦めない気持ちは失っていなかった。7回先頭の元山が菅野の123球目の真ん中ストレートを振り抜くと、打球は右翼席ギリギリに吸い込まれた。今季初安打となる23歳若武者の1号ソロに神宮のボルテージが上がる。すると太田が遊撃内野安打、サンタナ四球で2死一、二塁とすると、この日昨年の開幕4戦目以来となる先発マスクをかぶった7番・西田が巨人3番手・赤星の初球を詰まりながらも左前に運び、ついに試合を振り出しに戻した。

 結局試合は落としたが、この日コロナ感染から復帰した長岡と内山壮が代打でいきなり安打を放ち、コロナ禍のチームを支えてきた元山や西田も躍動。諦めない姿勢を見せ続け、明日につながる戦いとなったことは間違いない。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月18日のニュース