阪神・マルテが帰国 来季雪辱へ意欲「優勝達成できるまで」 矢野監督も残留熱望「欠かせない選手」

[ 2021年11月12日 05:30 ]

帰国する阪神・マルテ(球団提供)
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 阪神は11日、ジェフリー・マルテ内野手(30)が帰国したことを発表した。来日3年目の今季は128試合に出場して打率・258、22本塁打、71打点。首位で前半戦を終えた後には矢野監督が「前半戦のMVP」と評価されシーズン終盤も打撃で苦しみながらも4番として出場を続けた。

 「優勝という目標は達成できなくて悔しい。でも優勝という目標が達成できるまで、これからも全力でチームのみなさんと一緒に頑張っていきたい」

 球団を通じて残した言葉には雪辱への思いが込められていた。ただ、現時点で来季の去就は未定だ。球団は来季の戦力構想に入れ、契約延長を要請。今後は代理人を通じて残留交渉を進める予定だ。

 矢野監督も残留を強く望んだ。「球団も努力はしてくれている。チームメートとしてもみんなに認められているし、ムード的に盛り上げるとか。そういう部分でも力になってくれている。欠かせない選手」。在籍4年目に突入すれば、阪神では6年間在籍したマット・マートン(10~15年)以来。来季も猛虎の一員としての帰還を待ち、吉報を信じていた。(山本 浩之)

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2021年11月12日のニュース