ヤクルト・雄平「気持ちを込めて」2軍最終戦で豪快フルスイング披露! 楽天・牧田との対戦に感慨

[ 2021年9月30日 15:34 ]

<イースタン ヤ・楽>8回無死、三振に倒れるヤクルト・雄平(撮影・郡司 修)
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 今季限りで現役を引退するヤクルトの雄平外野手(37)が30日、イースタン・リーグの今季最終戦の楽天戦(戸田)に出場。球場や近くの土手には多くのファンが集まり、温かい拍手が注がれた。

 「思い切り振ろうと思っていて。気持ちを込めてスイングしました。結果を気にしないで(打席に)立ったのは、人生で初めてだったので。そういった意味で、何ともいえない緊張感はありました」

 出番は5点を追う8回。先頭で代打出場。牧田の初球を見逃し、2球目はファウル。0―2と追い込まれ、3球目で空振り三振に倒れた。「同級生の牧田と最後に対戦できて感慨深い。最高の(2軍での)引退試合をさせて頂いた」。結果は残せなかったが、代名詞である豪快なフルスイングは健在だった。9回には右翼の守備に就き、ライトフライを処理した。

 今季は下半身の故障もあり、ここまで1軍での出場はなかった。28日には引退を決断。「ここまで来られたのも、球団、今まで携わってくれた監督、コーチ、選手、スタッフの皆さん、家族、そしてファンの皆さんのおかげです。19年間、本当にありがとうございました」と雄平らしく周囲へ感謝を口にした。

 1軍は優勝争い真っ只中。ヤクルト一筋19年の功労者でもある雄平の引退試合や引退セレモニーについては調整中で、現状では未定となっている。

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