栗山の原点・屋外球場で偉業達成 栗山少年が「おじちゃん、ちょうだい」とねだっていたものとは…

[ 2021年9月4日 17:55 ]

パ・リーグ   西武ー楽天 ( 2021年9月4日    楽天生命 )

<楽・西>9回1死、左前打を放つ栗山。通算2000安打を達成する(撮影・尾崎 有希)
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 西武・栗山巧外野手(38)が4日、楽天戦(楽天生命パーク)に「6番・DH」で先発出場し、9回の第4打席、楽天4番手・牧田から安打を放ち、プロ野球史上54人目となる通算2000安打を達成した。

 兵庫県出身の栗山は、少年時代、オリックスのファンクラブに入会していた。時間が許せば、グリーンスタジアム神戸(現ほっともっと神戸)の内野自由席に足を運んでいた。「イチローさんがいて、見ていて本当に格好良かった」と、プレーを目に焼き付けていた。

 観戦時は常に「後半勝負」だったという。「5回くらいまで試合が進むと、バックネット裏の席に座っている人が、帰ることがあるんですよ」とうれしそうに振り返る。帰り支度をするファンを追いかけるのがルーティーン。「“おじちゃん、チケットの半券ちょうだい”ってアタックしていました。結構、もらえましたよ。友達と使い回しして、最後はバックネット裏の特等席から観戦してました」と明かす。

 少年時代に通った屋外球場は、栗山の原点でもある。ドーム球場が主流の現在、節目の2000安打を屋外球場で達成したのは、何かの縁だったのかもしれない。(10、11年西武担当、川島 毅洋)

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