関学大の151キロ左腕・黒原 プロ志望届提出、12球団OK 阪神など上位候補でリストアップ

[ 2021年9月3日 05:30 ]

色紙に今秋の決意をしたためた関学大・黒原拓未
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 阪神などが今秋ドラフト上位候補としてリストアップしている151キロ左腕の関学大・黒原拓未投手(21)が2日、プロ志望届を8月末に提出したことを明かし、4日に開幕する関西学生野球秋季リーグ戦で春に続く連覇を誓った。

 「他のチームが“関学を倒すぞ”というのが強くなってくると思うので、気を引き締めなおして戦いたい。僕自身のことは後からついてくる。獲ってもらったところで頑張りたい」

 12球団OKの姿勢を示し、8月30日の甲南大とのオープン戦には約20人のスカウトが視察。4回2失点ながら夏の間に「球速、キレが上がった」というスライダーに好感触を得た。この日に発表された日程変更で初戦は18日(対立命大)となり、10月11日のドラフト会議までアピールの機会は減ったが「気にしても、しようがない」と自然体で挑む。

 母校の智弁和歌山が全国制覇。決勝戦を自宅でテレビ観戦し刺激を受けた。「僕も頑張ろうと思いましたし、早く試合がしたくなりました」。後輩に続き有終の美を飾る。(北野 将市)

 ◇黒原 拓未(くろはら・たくみ)1999年(平11)11月29日生まれ、和歌山県海南市出身の21歳。日方小1年から日方スポーツ少年団で野球を始め、海南中では軟式野球部に所属。智弁和歌山では1年秋からベンチ入りし2年秋からエース。3年夏に甲子園出場。関学大では1年春からリーグ戦に出場し通算13勝。4年春に最優秀選手、最優秀投手、ベストナインの3冠。1メートル73、76キロ。左投げ左打ち。

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