ヤクルト・川端 “勝負強すぎ”9回タイムリー 代打打率は驚異の・358「とにかく三振しないように」

[ 2021年9月3日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―2巨人 ( 2021年9月2日    京セラD )

<巨・ヤ>9回、一時勝ち越しとなる適時打を放つ代打・川端(撮影・森沢 裕)
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 決勝打とはならなかったが、ヤクルト・川端が勝負強さを発揮した。1―1の9回1死三塁から代打で登場。ビエイラの初球、162キロ直球を詰まりながらも中前へ運んだ。「とにかく三振はしないように打球を前に飛ばそうと思いました」。今季の代打打率・358を誇る切り札が、ビエイラの連続無失点を32試合で止めた。

 しかし、守護神マクガフがその裏に若林に同点二塁打を許し、今季12度目の引き分け。高津監督は「あそこまでいったら正直、勝ちたかった」と悔しがった。それでも、首位・巨人との3連戦で3連敗を回避し「去年は負けだしたらズルズルいってたのが、ちょっと踏ん張れるようになってきた」とチームの成長も実感していた。(青森 正宣)

 ≪53打数19安打≫川端(ヤ)が9回に代打で一時勝ち越しの中安打。今季代打では53打数19安打の打率・358で15打点となった。ヤクルトのシーズン代打記録を見ると、最多安打は07年真中満の31、打点は88年若松勉の18。川端の19安打はチーム3位タイ、15打点は同6位タイで、特に打点は球団最多まであと3に迫った。

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2021年9月3日のニュース