巨人・原監督「あそこは投げ切ってほしいね」と戸郷に“苦言”「セットポジションからがなかなか」

[ 2021年9月3日 21:42 ]

セ・リーグ   巨人3―7阪神 ( 2021年9月3日    甲子園 )

<神・巨(16)> 7回、同点に追いつかれ降板する戸郷(撮影・大森 寛明)
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 巨人は熾(し)烈な優勝争いを続ける阪神との首位攻防3連戦初戦に3―7で逆転負けを喫し、連勝が3で止まった。

 5回に松原の中堅フェンスを直撃する2点適時三塁打で先制し、先発右腕・戸郷は5回まで完全投球。6回には2死から主砲・岡本和の通算100二塁打となる左翼線二塁打から亀井が2年ぶり三塁打を放って1点を加え、リードを3点に広げた。

 だが、3―0で迎えた6回に先頭・大山に初安打を許した戸郷は続く代打・糸井に右中間二塁打を打たれて1点を失うと、7回には1死からマルテ右翼線二塁打、ロハス・ジュニア四球、糸原中前打で満塁のピンチを招き、大山に初球を左翼線二塁打されて3―3の同点。ここで降板して6月26日のヤクルト戦(神宮)以来69日ぶりとなる今季9勝目がなくなった。

 巨人の原辰徳監督(63)はここから小刻みに継投する執念采配。2番手左腕・高梨が代打・サンズに2球連続ボールとすると申告敬遠を選択し、3番手右腕・鍵谷にスイッチ。鍵谷が2球で代打・原口を捕邪飛に打ち取ると、ここで4番手左腕・大江を投入した。だが、この2死満塁で大江が中野に走者一掃の右翼フェンス直撃三塁打。8回には5番手左腕・戸根も2死からロハス・ジュニアへの死球をきっかけに小幡、大山に連打されて1点を失った。

 試合後、戸郷について聞かれた原監督は「あそこは投げ切ってほしいね、何とかね。7回ね」と悔やみ「やっぱりセットポジションからがなかなか。まだまだ上積みしないといけないところがあるでしょうね」と話していた。

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2021年9月3日のニュース