ソフトB・千賀「めちゃ久々。懐かしい」今季初本拠地マウンドで粘りの7回2失点 後半戦3連勝!

[ 2021年9月3日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5ー2楽天 ( 2021年9月2日    ペイペイD )

<ソ・楽>ポーズを取る千賀(右)と牧原(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンク・千賀が今季本拠地初登板を白星で飾った。6回2死一、二塁の80球目、真ん中156キロ直球は少し悔やまれる。茂木に2点適時打を浴び、連続無失点が18イニングで止まった。それでも7回2失点で後半戦無傷の3連勝で今季4勝目。「良くない中でもゼロでいかなくちゃいけない、と。複数点は取られないよう、なるべく1点でおさめられるようにいきたい」。エースとしての自覚。収穫ではなく反省で締めた。

 昨年10月28日、ロッテ戦以来の本拠地マウンド。「めちゃ久々。この感じ、懐かしい」。8三振を奪い、前回登板で6四球だった制球も安定し、2四球に減った。6回同様に先頭に安打を許した4回は浅村を三ゴロ併殺。続く茂木には今季から試してきたシンカーで空振り三振に斬った。

 「何球か嫌な球種を。“あれもあるのか”と。僕の幅も広がる」。決め球の140キロ台前半のお化けフォークに加え、150キロに近い新球種には手応えありだ。工藤監督は「丁寧に投げようとしていた。自分なりに修正もできていて、打たせて取るのが、うまくできていたと思う」。連敗阻止に貢献した力投を、安心して見ていた。(井上 満夫)

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2021年9月3日のニュース