大リーグのドラフトがスタート エンゼルスは全体9番目で注目右腕のバックマンを指名

[ 2021年7月12日 09:59 ]

全体トップで指名されたヘンリー・デービスとマンフレッド・コミッショナー(AP)
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 大リーグのドラフトが11日に始まり、ルイビル大(ケンタッキー州)で強肩強打の捕手として活躍したヘンリー・デービス(21=188センチ、95キロ)が全体トップでパイレーツに指名された。デービスの今季50試合における打率は・370で15本塁打をマーク。盗塁阻止率は46%に達し、オール・アメリカに選出されていた。

 パイレーツのトップ指名は2011年のゲリット・コール(現ヤンキース)以来、10年ぶりで通算では5回目。2番目の指名権を持っていたレッドソックスは、メッツなど5球団で通算162勝を挙げているアル・ライター氏(55)の息子でもあるバンダービルト大のジャック・ライター(21=185センチ、93キロ)を指名した。

 アル・ライター氏は左腕だったがジャック・ライターは右腕。今季は11勝4敗、防御率2・13で110回を投げて179三振を奪い、3月20日のサウスカロライナ大戦では四球を1つ与えただけのノーヒッターを達成していた。同投手は2019年のドラフトでヤンキースに20巡目(全体615番目)で指名されていたが大学に進学。2年後のドラフトでは全体2番目で指名を受けた。

 大リーグのドラフトは新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年に40巡から5巡に削減。今年は20巡目までの指名が3日間で行われることになっている。

 大谷翔平(27)が所属するエンゼルスは全体9番目でマイアミ大オハイオ(オハイオ州)の右腕、サム・バックマン(21=185センチ、107キロ)を指名。同投手は今季12試合に登板して4勝4敗ながら防御率は1・81で、59回2/3で93三振を奪っていた。なお投手の指名はバックマンが4人目となった。

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2021年7月12日のニュース