オリックス・杉本「前半戦本塁打王」へ追い風 残り8試合でお得意&狭い球場続く

[ 2021年7月6日 05:30 ]

オリックス。杉本
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 【Weekly Data展望】パ・リーグの本塁打王争いが面白い。5日現在、マーティン(ロ)が19本でトップ。18本の杉本(オ)、柳田(ソ)が2位につけ、17本のレアード(ロ)が4位にいる。2本差で4人がひしめく混戦模様。五輪中断期間までに誰が抜け出すか。

 注目したいのが「ラオウ」杉本だ。昨年まで5年間で通算9発だった男が、今季すでに2倍の18発と大ブレークしている。本塁打率13・78はリーグトップ。交流戦後の成績は打率・434、5本塁打、13打点。全てパ1位で、首位チームの4番として存在感は抜群だ。

 前半戦は残り8試合。今季10本塁打の本拠地・京セラドームでの楽天戦→本塁打の出やすいペイペイドームでのソフトバンク戦→両翼100メートル未満の地方球場での日本ハム戦と続く。本塁打を稼ぐチャンスが来た。オリックス選手が前半戦の本塁打王となれば14年のペーニャ以来。日本人では95年のイチロー以来26年ぶりだ。

 監督推薦でオールスター初出場も決まり、ホームランダービーにもノミネートされた。令和のラオウが狙うのは拳王ならぬ本塁打王の称号。「ラオウのバットは砕けぬ!折れぬ!朽ちぬ!」。天を目指すパワーをとくと見せてほしい。(記録課・八田 朝尊)

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