NHK大リーグ中継 大島康徳さん追悼 最後の公の仕事は同局エンゼルス解説 新井宏昌氏が感謝の言葉

[ 2021年7月6日 13:54 ]

元プロ野球選手の大島康徳氏
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 NHK・BS1で6日、大リーグ「エンゼルス―レッドソックス」が中継され、番組内で6月30日に70歳で亡くなった大島康徳さんを追悼した。

 この日の試合を解説を担当した新井宏昌氏は「引退してから名球会の活動やゴルフでご一緒してその時に楽しい面白いお話を。“お~新井ちゃん元気~?!”って、大島さんらしい声の掛けられ方をしまして。一番の思い出は2016年8月7日、イチロー選手がメジャー通算3000安打を達成した瞬間。偶然にも大島さんと2人で中継解説をさせていただいて。その時にイチロー選手の偉業を称え、喜びあった記憶が残っています。まだまだ活躍されるものと思っていたのですが残念です。ありがとうございました」と感謝した。

 実況担当の高瀬登志彦アナは「イチロー選手も、最近では大谷選手の解説も楽しみに解説されていた姿が思い出されます。今後も大島さんの思いを胸に楽しい放送をお伝えできればと思っております」と偲んだ。

 大島さんは17年2月にステージ4の大腸がんと肝臓への転移を公表。治療の過程をブログで報告しながら全国の球場を飛び回り、評論活動を続けていた。最後の公の仕事は6月12日、エンゼルス・大谷が先発したダイヤモンドバックス戦で同局の中継解説だった。

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