慶大・正木リーグ戦通算10号の同点弾で逆転勝利呼んだ

[ 2021年5月30日 05:30 ]

東京六大学野球 最終週第1日   慶大3-2早大 ( 2021年5月29日    神宮 )

<早大・慶大>4回無死、ソロ本塁打を放つ慶大・正木(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 1回戦1試合が行われ、既に優勝を決めている慶大は早大を3―2で下して8連勝。今秋ドラフト候補の4番・正木智也内野手(4年)が4回に同点の中越えソロを放った。本塁打王争いで単独トップに立つ4号。リーグ戦通算でも10号の節目となり、逆転勝ちに導いた。

) インサイドアウト。バットを内側から出すスイングを、正木はずっと繰り返してきた。「巨人の坂本選手を参考にずっと意識してやってきた」と理想を追い求めてきた。0―1の4回、外角の140キロを捉えた打球はバックスクリーン右に飛び込む同点弾となった。

 「自分の中で成長を感じるホームランになった。内からバットが出た。いい形で乗ってくれた」。現役最多の通算10号は納得できるスイング軌道だった。

 試合のなかった先週、3季ぶりの優勝が決まったが、宿敵・早大に逆転勝ちし、8連勝。堀井哲也監督は「優勝は決まっても対抗戦。全力で取る気持ちで臨んだ」と引き締めた。正木は「自分たちのやることは変わらない」と、きょう30日の最終戦での白星を誓った。(川島 毅洋)

続きを表示

2021年5月30日のニュース