涌井が3・4月度の月間MVP　昨年に続きシーズン最初の受賞

楽天・涌井（撮影・高橋茂夫）
Photo By スポニチ

　楽天・涌井秀章投手が12日、3・4月度の「大樹生命月間MVP賞」に選出された。3・4月は開幕投手を務め白星発進に導くなど、6試合に投げて4勝0敗、防御率1・51の好成績を残した。

　昨年の6・7月度以来、5度目の受賞。「うれしいです。自主トレからキャンプにかけて自分のやるべきことをやれて、開幕戦に合わせて調整ができた」と2年続けてシーズン最初の月間MVPを受賞した要因を挙げた。

　印象に残る試合には、3月26日の日本ハムとの開幕戦を挙げた。石井監督の初戦でもあり、本拠地で7回4安打無失点の好投を演じ、大役を果たした。「石井監督になって初戦を任されたことに、運命とかそういうものを感じた。そこでしっかり求められた仕事ができた」と振り返った。

　涌井が豪華先発投手陣の先頭に立って引っ張り、チームは11日現在でリーグ首位と好調に滑り出した。「田中が帰ってきて、ずっと田中に負けないということを言ってきた。投手陣はみんな調子がいいので、チーム内同士での高いレベルの争いを見てほしいです」とファンへ向けて訴えた。