【マリナーズ菊池と一問一答】2勝目ならずも、岩隈直伝のチェンジアップに手応え「いい感覚をつかめた」

[ 2021年5月12日 15:42 ]

ドジャース戦に登板したマリナーズの菊池雄星(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(29)は11日(日本時間12日)、ロサンゼルスでのドジャース戦に今季7度目の先発登板。7回途中まで毎回の11三振を奪う力投を見せたが、救援陣が打たれ、菊池の今季2勝目は消えた。

 11三振はメジャー自己最多。6回1/3を投げて、6安打1四球、3失点。球数は106球、ストライクが71球。全部で17個の空振りを奪い、直球の最速は97・9マイル(157・5キロ)だった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――自己最多の11奪三振。
 「点差もなかったし、三振を多く取ることより、一人一人しっかりアウトにしようと思って投げた結果、そういう数字がついてきた」

 ――チェンジアップが試合ごとに良くなっている。
 「アストロズ戦あたりから積極的に使うようにして毎試合良くなっている。岩隈さんに教えていただいていい感覚をつかめた感じです」

 ――好調だったブルペンが打たれだしている。
 「開幕から助けてもらっている。今日もイニングの途中で交代したが、あそこをしっかり投げ切って、先発の僕が1アウトでも多くとっていれば」

 ――7回、ラックスの内野安打はハーフスイングのバットに当たった不運なもの。
 「ワンバウンドで空振りを狙うはずが真ん中に行った。あれもしっかり低めに決めていれば、試合展開が変わっていた気がする」

 ――試合をトータルで振り返って。
 「チームが勝てなかった悔しさはある。流れを変えたかったので。ただ個人的にはポジティブな要素が多くあった。次に向けていい材料が増えた」

 ――90球を越えていたのに7回も続投だった。
 「球数が百を越えたのも今季初めて。やっと来たかという感じで楽しみにマウンドに上った」

 ――相手はドジャース。
 「三振も多く取れたし、要所をしっかり抑えられた。世界一のチームで良いラインナップ相手にこういうピッチングができて来週につながる」

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2021年5月12日のニュース