阪神・チェン 投壊2軍降格 4回急変の大乱調5安打4失点

[ 2021年5月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-12DeNA ( 2021年5月7日    横浜 )

<D・神(7)>DeNA打線につかまり4回途中で降板する阪神・チェン(撮影・大森 寛明)
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 突然の乱調で早々とマウンドを去った。先発した阪神・チェンは、中盤に崩れて3回1/3を5安打4失点で降板。得意の敵地で“地の利”を生かせず、試合後に2軍降格が決まった。

 3回まで無安打に封じ、リズムに乗るかに思われた。しかし、援護が2点に増えた直後の4回に急変。先頭のオースティンに四球を献上すると、佐野から4連打を浴びて逆転を許した。代打・山下にも右前適時打で4点目を失ったところでタオルが投げ込まれた。

 前回4月29日の中日戦で古巣相手に移籍後初勝利をマーク。中日時代に3勝無敗、防御率0・64と無双していた横浜スタジアムで2勝目を狙ったが、厳しい結果が待ち受けていた。矢野監督は「やっぱりボールが高い。良いコースでもボールが高いと、バッター的には甘く見えちゃう。一度、抹消する」と再調整を明言した。

 助っ人左腕の炎上の尾を引くように、6―6と追いついた直後の7回には登板まで防御率0点台だった小林がオースティンに勝ち越しソロを被弾するなど4失点。小野、守屋もつかまり、終わってみれば今季ワーストの12失点を喫した。

 それでも指揮官は「(小林は)責めるつもりはまったくない」と開幕から奮闘してきた右腕をかばった。気持ちを切り替え、立て直す。(遠藤 礼)

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2021年5月8日のニュース