ヤクルト・高梨「こういう状況だからこそしっかり」 コロナ禍に見舞われる中、きっちり今季初勝利

[ 2021年3月31日 21:22 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―3DeNA ( 2021年3月31日    横浜 )

<D・ヤ(2)>力投する高梨 (撮影・森沢裕)
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 ヤクルトの8年目右腕・高梨裕稔投手(29)が敵地でのDeNA戦(横浜)で今季初登板初先発。6回途中6安打3失点で今季初勝利をマークした。味方打線が5回までに5点を援護。6回、相手ドラフト2位の牧にプロ初アーチとなる3ランを打たれて降板したものの、失点はそれだけだった。

 試合前には前日30日の3連戦初戦で先発出場していた西田とスタッフ1人の新型コロナウイルス感染が判明。西田、そして濃厚接触の可能性があるスアレス、内川、西浦、山田、青木と主力6選手が登録抹消となる非常事態で先発メンバーが大幅入れ替えとなる中、マウンドに上がった。

 「こういう状況だからこそしっかり自分のピッチングをして…昨日いい流れでつないでもらったのでいいピッチングをできるようにという気持ちで気合入れていきました」。初回から直球でぐいぐいと押し、5回までは散発3安打の無失点。「まっすぐはすごいいい形で投げれたと思うので、まあ、良かったと思います」とホッとした表情を浮かべた。5―0で迎えた6回には桑原、関根に連打された無死一、二塁から牧に3ランされ降板となったが「ああいうところをしっかり抑えていかないと長いイニングっていうのは投げれないと思うので、次回はそういうところを修正して試合に臨んでいきたいと思っています」と力強かった。

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2021年3月31日のニュース