プロ野球は2月1日キャンプインを目指す 全員のPCR検査を義務付け

[ 2021年1月12日 17:12 ]

NPB・井原敦事務局長
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 プロ野球は12日、12球団代表者会議をオンラインで行い、感染対策を徹底し、各自治体との協議を重ねた上で、予定通り2月1日のキャンプインを目指す方向性を確認した。今後の感染者数の推移なども見極め、宮崎、沖縄両県や各地方自治体との調整を重ねて、直前まで可能性を探っていく。

 日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「2月1日でキャンプインという形で各自治体と話し合いをさせていただいている」と説明。さらに「検査体制の構築について協議を進めているが、12球団としての方針を固めました。キャンプ地に移動する前に事前のPCR検査を選手スタッフ全員が受ける。まずそこで陰性を確認する。自主トレで事前にキャンプ地に入る選手スタッフも同様。続いてキャンプイン後、直後に速やかに!度検査を行う。これはスクリーニング検査。その後は1週間に1回程度定期的に継続して行う。スクリーニング検査とは別途、体調不良者が出た場合の緊急対応についても検査体制を構築した」と話した。

 12球団代表者会議の前に行われた、プロ野球とJリーグが合同設置した新型コロナウイルス対策連絡会議では、専門家チームから、現状でキャンプ地の自治体とどのような連携をとっているか、検査体制や、万が一感染者が出た場合の自治体との連携について話し合いを進め、提言を受けていた。

 東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に出ている緊急事態宣言は、2月7日まで。仮にキャンプインが遅れることになれば、選手の調整にも影響は必至で、3月26日を予定している開幕日にも影響が及ぶ可能性がある。

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2021年1月12日のニュース