オリックスのアンダースロー ドラ4・中川颯、レジェンド山田久志氏への弟子入り熱望「聞いてみたい」

[ 2021年1月12日 05:30 ]

<オリックス 新人合同練習>キャッチボールする中川颯(撮影・平嶋 理子)
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 大阪・舞洲の球団施設での新人合同自主トレに参加しているオリックスのドラフト4位・中川颯(立大)が、球団レジェンドの山田久志阪急・オリックスOB会長との対面を熱望した。

 「投げ方や打者との駆け引き、気持ちの面とか聞いてみたいです」。小学生で野球を始めた当初はサイドスロー。6年時、日本シリーズでのロッテ・渡辺俊介(現日本製鉄かずさマジック監督)に衝撃を受け、アンダスローに転向した。プロ入りするためにアンダースローでの投球術を磨いてきただけに、山田氏の存在は生きた教材だ。

 10日夜にNHKBSで放送された「レジェンドの目撃者~サブマリン 山田久志」を食い入るように見た。実家に録画を頼み、渡辺の著書「アンダースロー論」とともに野球人生のバイブルになりそうな内容だった。

 MAX136キロ。山田氏のような剛速球サブマリンとタイプは異なるが「120キロ後半の球でも、浮き上がってくる球は打ちにくいと思います」と言う。頭脳派スタイルで系譜を受け継ぐ。

 ≪来田「金属より楽しい」≫同ドラフト3位・来田(明石商)が阪神・高山モデルのバットに好感触を示した。「グリップを少し削っていますが、とても振りやすいです」。新人合同自主トレでは屋内でティー、トス打撃を行っている段階だが「木のバットは金属より楽しい」と適応力も高い。ヤクルト・村上モデルも用意しているものの、現状では85センチ、900グラムの高山モデルが一歩リード。それでも「いろいろなバットを試して、自分の形にしたいです」と、さらなる理想型を求めていく。

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