西勇から“お年玉”「練習少ない!倍以上やれ!」、阪神・西純が練習メニューと“金言”授かる

[ 2021年1月12日 05:30 ]

笑顔を見せる西純矢
Photo By 代表撮影

 阪神の西純が“西勇メソッド”で進化することを宣言した。遠縁にあたる西勇から若手時代に取り組んだ練習メニューの伝授を約束された2年目右腕。より密度の濃いメニューに取り組み、憧れの先輩との差も埋める。

 「自分はトレーニングで何をやっていいか分からないので、西さんが自分と同じ年ぐらいの時に、何をやってたかっていうの教えてくださって。自分からお願いしました」

 年末年始に連絡を取った際に、助言をあおいだ。高卒1年目を終え、初めて迎えるオフ。自己流の調整法を確立していく上で、経験豊富なエースの“引き出し”を目にできるのは願ってもない好機だ。それだけにとどまらず、厳しい指摘も受けたという。

 「やっぱり(練習量が)少ないって言われましたし、先輩方を抜かすには、倍以上やらないと抜かせないと言われました」

 この日も鳴尾浜球場で自主トレを行った西勇からは継続して、ウエートトレーニングなど詳しい種類や方法を聞く構え。「午前中でチーム練習は終わりますけど、午後もしっかりやらないといけない」と表情を引き締めた。

 初の1軍キャンプ抜てきも濃厚。年明け2度目のブルペン投球では捕手を立たせて33球を投じた。「良い感じに来ている」と手応えを強調。続けて「競争には勝ちたいし、ケガで離脱が一番もったいない。体をこの1カ月でつくって(キャンプに)臨まないと」と意気込んだ。飛躍のシーズンへスイッチは切り替わった。(遠藤 礼)

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2021年1月12日のニュース