山本昌氏 史上7人目初年度殿堂も!18年、松井氏&金本氏以来なるか

[ 2020年12月2日 05:30 ]

山本昌氏
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 野球殿堂博物館は1日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表。競技者表彰のプレーヤー部門では、プロ野球史上最年長の49歳で勝利を挙げた山本昌(本名・昌広)氏(55)が候補入りした。

 山本氏は日大藤沢(神奈川)から83年ドラフト5位でプロ入り。中日一筋で581試合に登板し、219勝を重ね、最年長勝利のほか、50歳1カ月26日での登板など最年長記録を多数保持している。18年の松井秀喜氏、金本知憲氏以来、史上7人目となる、候補者初年度での殿堂入りとなるか注目される。

 32年間のプロ生活を「世界一幸せな野球人生」と振り返る山本氏は、06年9月16日の阪神戦では史上73人目(84度目)の無安打無得点試合を無四球で記録。41歳1カ月は最年長での達成だった。

 「往生際の悪さは負けない」と自負し、公式戦最後の登板となった15年10月7日の広島戦まで第一線で投げ、リーグ優勝6度、日本一も1度経験。06年の日本ハムとの日本シリーズ第2戦では右肘を骨折したまま先発した一方、趣味のラジコンでは自らレースを主催するほど熱中した。

 表彰は投票によって決定。なおエキスパート部門の新候補者5人はいずれも再ノミネート。来年1月14日に全部門の殿堂入りが発表される。

 ▽野球殿堂 1959年創設。競技者表彰は2008年から、現役引退後5年以上経過した人で候補入りしてから15年間が選考対象となる「プレーヤー表彰」と、現役以外の監督やコーチ、または選手引退後21年以上経過した人が対象となる「エキスパート表彰」に分かれた。加えて審判やアマチュアを含め球界に貢献のあった特別表彰がある。これまで競技者表彰98人、特別表彰109人が殿堂入り。

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