箕島で甲子園春夏連覇の名将・尾藤公氏 殿堂特別表彰候補に

[ 2020年12月2日 05:30 ]

箕島の尾藤公元監督
Photo By スポニチ

 野球殿堂博物館は1日、来年の野球殿堂入りの候補者を発表。特別表彰で高校野球の名将・尾藤公(ただし)氏(享年68)が候補入りした。尾藤氏は箕島(和歌山)の監督として79年に公立校として初めて甲子園の春夏連覇を果たすなど、春3度、夏1度の全国制覇を達成。79年夏には星稜(石川)と延長18回の球史に輝く名勝負も演じた。

 「許すことも大事」との信念からエラーした選手もベンチで笑顔で迎えた。鏡の前で笑う練習を行った「尾藤スマイル」は、尾藤氏の手腕とともに全国の高校野球ファンに強い印象を残した。「選手と対話するノックで思う打球が打てなくなった」と95年に勇退したが、その後も日本高野連の技術振興委員会委員長などを歴任し、野球界の発展に尽力した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月2日のニュース