楽天・渡辺直人 引退試合で魅せた!第2打席で二塁打&ヘッスラで先制点!

[ 2020年11月6日 19:02 ]

パ・リーグ   楽天―西武 ( 2020年11月6日    楽天生命パーク )

<楽・西23>3回2死、2塁打を放つ楽天・渡辺直(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 今季限りでの現役引退を表明している楽天の渡辺直人内野手兼1軍打撃コーチ(40)が、引退試合となった6日の西武戦(楽天生命パーク)に「1番・DH」でスタメン出場。第2打席で二塁打を放った。

 初回裏の第1打席。ベンチ前で準備する渡辺直の目にはうっすらと涙が。名前がアナウンスされ、大きな拍手に包まれて打席に立つと、浜屋の初球をスイング。結果は右飛だったが、ファンとベンチのナインから拍手が送られた。

 迎えた3回の第2打席には、1ボール2ストライクから4球目を左翼線へ運ぶ二塁打。ファンの拍手に二塁ベース上で笑顔を見せた。続く2番・小深田の左安打では二塁から一気にホームへ。ヘッドスライディングで先制点を奪った。

 楽天、横浜・DeNA、西武の3球団を活躍したいぶし銀の名バイプレーヤー。1980年生まれの「松坂世代」で唯一の現役野手が14年の現役生活に幕を下ろす。

 「松坂世代」の現役プロ野球選手は渡辺直を含め5選手。西武・松坂大輔投手は今季登板はないが、ソフトバンク・和田毅投手は先発ローテーションの一角で16試合に登板して8勝1敗、防御率2.94の成績を残し、3年ぶりのリーグ優勝に貢献。現在は2軍調整中の楽天・久保裕也投手も5試合に投げて7月末に今季初勝利を挙げた。

 同学年の阪神・藤川球児投手は今季限りでの現役引退を表明しており、10日に甲子園で行われる巨人戦が引退試合となる。

続きを表示

この記事のフォト

2020年11月6日のニュース