オリドラ1の宮城がプロ初勝利 同期・紅林が決勝打 高卒新人一番乗りの白星

[ 2020年11月6日 21:14 ]

パ・リーグ   オリックス4ー3日本ハム ( 2020年11月6日    京セラD )

<オ・日>オリックス先発・宮城大弥ピッチング(撮影・井垣 忠夫)
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 今季の本拠地最終戦を勝利に導いたのは投打の新人コンビだった。オリックスのドラフト1位・宮城(興南)が5回3失点(自責2)。“3度目の正直”となる先発マウンドでプロ初勝利を挙げた。

 「今日は追い込んでからの投球が課題だと思います。追い込んでからタイムリーを打たれたり、ファウルで粘られて四球を出してしまいました。追い込みながらも決めきれない中で、球数も多くなってしまったし、もっと工夫していかなければいけないと思います」

 振り返ったのは36球を費やした初回、味方の失策が絡んで2点を失った場面。それでも高い修正能力を発揮した。圧巻は4回だ。先頭の田宮を外角カーブで空振り三振に仕留めると、続く中島には外角141キロ直球、最後は樋口を内角スライダーで3者連続空振り三振。インステップ投法から最速147キロの直球に、スライダーなどを織り交ぜて7三振を奪う力投だった。

 左腕を援護したのは同期だった。ドラフト2位・紅林が(駿河総合)3―3の5回2死二塁で左前適時打。「打ったらヒーローになれるなとマイナス思考にならないように打席に入っていました。何とか打てて良かったです」とコメントした。

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2020年11月6日のニュース