引退の中日・吉見 ライバルに感謝「金子さん、内海さん、マエケンに負けたくないから続けられた」

[ 2020年11月6日 05:30 ]

<中日・吉見引退会見>引退会見で思いを語る吉見(撮影・椎名 航)
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 今季限りで現役を引退する中日の吉見一起投手(36)が5日、ナゴヤドームで会見し「てっぺんも底辺も見られた。15年できて90勝つことができて、本当にいい野球人生でした」と振り返った。

 3年目の08年から5年連続2桁勝利をマーク。「チームで一番になりたい、(トヨタ自動車の先輩にあたる)金子さん(当時オリックス、現日本ハム)に負けたくない、内海さん(当時巨人、現西武)、マエケン(前田健太=当時広島、ツインズ)に負けたくないというのはあったので、続けてこられた」とライバルたちに感謝した。

 13年の右肘手術以降は苦しみ、引退を決断。8年ぶりのシーズン勝ち越しを決めた後輩たちには「自分をもっと知って、何をすべきか分かれば、もっと成長できる」とエールを送った。予告先発が発表され、引退試合となる6日の本拠地最終戦で、慣れ親しんだまっさらなマウンドに上がる。

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2020年11月6日のニュース