楽天・由規 2度目の非情勧告も「球団には感謝しかない」 現役続行へトライアウト意欲

[ 2020年11月6日 05:30 ]

楽天から戦力外となり、トライアウトに参加した由規
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 楽天は5日、由規投手(30)ら計10人(育成選手5人を含む)に対し、来季契約を結ばないことを通告したと発表した。3年目の渡辺佑には育成再契約を打診している。

 由規にとっては2度目の非情通告となった。ヤクルトを戦力外となり、19年から育成契約で楽天入り。同年7月に支配下契約を結んだが、今季は1軍登板機会はなかった。現役続行を希望しており、球団を通じて「トライアウトへの参加も考えている」と明かした。

 仙台育英出身。地元球団で右肩痛からの復活を期したが「球団には感謝しかない。地元でプレーできる選手はなかなかいない」と2年間を振り返った。昨年9月26日の西武戦で481日ぶりに1軍のマウンドに立ち、故郷で大声援を受けた右腕。「これで終わりではない」と再出発へ意欲を示した。

 ◆由規(佐藤由規=さとう・よしのり)1989年(平元)12月5日生まれ、宮城県出身の30歳。仙台育英から07年高校生ドラフト1巡目でヤクルト入団。10年に当時で日本人投手最速の161キロを計測。18年オフに戦力外となり、19年から育成で楽天入団。同年7月に支配下登録。1メートル79、80キロ。右投げ左打ち。

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