ロッテ快勝でソフトバンクに勝ち越し 逆転CS進出へ、美馬「何とか福岡に」安田「必ずいいところで打つ」

[ 2020年11月5日 21:28 ]

パ・リーグ   ロッテ6ー1ソフトバンク ( 2020年11月5日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>突ッパ!ポーズの安田(左)と美馬(撮影・長久保 豊)
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 ロッテがソフトバンクとの対戦成績を12勝11敗1分けとし、今季の勝ち越しを決めた。先発の美馬学投手(34)が7回2/3を4安打1失点の快投。楽天時代の17年に11勝を挙げて以来となる2桁10勝目を手にし、規定投球回もクリアした。

 「絶対に勝つという気持ちを持ってマウンドに上がった。大事な試合で勝てたことが一番うれしい」

 8回2死二塁で交代の際には、2番手の沢村が来るまでマウンドに残った。「僕は頼むぞと鼓舞するつもりだったが、あの場面で(沢村は)落ち着いた感じで来てくれた」。沢村はデスパイネを空振り三振に仕留めて、ほえた。

 打線も安田尚憲内野手(21)が1点を追う5回2死一、二塁から、左中間二塁打を放った。二塁走者に続き、一塁走者の藤岡がヘッドスライディングで生還した。「気持ちで何とか食らいついた。藤岡さんがよく走ってくれました」。走攻守、全員が気持ちでつながった。

 2位の西武とは0・5ゲーム差に詰め寄ったが、自力CS進出の可能性はない。直接対決も1試合残っているが、ロッテが残り3戦に全勝しても、西武が残り4試合でロッテ戦以外で3勝したらCS進出はできない。勝って西武に重圧をかけ続けるしかないが、美馬が「負けられない試合しかない。何とか(CSの舞台となる)福岡にいけるように」と話せば、安田も「残り3試合、いい場面で打つ」と気合十分に話した。

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2020年11月5日のニュース