【ヤクルト・五十嵐引退スピーチ全文1】ファンの声援に「背中を押され、勇気をもらい、助けられた」

[ 2020年10月25日 22:38 ]

セ・リーグ   ヤクルト1-5中日 ( 2020年10月25日    神宮 )

<ヤ・中>引退セレモニーで高津監督(右)から花束を受け取る五十嵐(撮影・沢田 明徳)
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 今季限りで引退するヤクルトの五十嵐亮太投手(41)が中日戦に登板し打者1人を1球で打ち取った。試合後に引退セレモニーが行われ、23年間のプロ野球生活を終えた。

 五十嵐は0-4の8回に4番手で登板。7番・シエラを初球の143キロの直球で三ゴロに抑え、交代を告げにきた高津監督と抱き合い、笑顔でマウンドを降りた。五十嵐は日米通算906試合すべてを救援登板だった。試合後に行われた引退セレモニーでは、高津監督、家族から花束を受け取り、チームメイトの手で5度宙に舞った。そしてファンの声援に応えながらグラウンドを笑顔で一周した。

 五十嵐の引退セレモニーでのスピーチ全文は以下の通り。

 みなさん今日はありがとうございます。僕の思い出の詰まった神宮球場で、こうして、ここに立てていることを幸せに思い、感謝の気持ちでいっぱいです。ファンのみなさん、これまで温かい声援をありがとうございました。みなさんの声援に背中を押され、勇気をもらい、助けられ、ここまでやってくることができました。ヤクルトを離れて10年がたち、去年戻ってきたときに、みなさんの温かい声援、生涯忘れません。選手のみんな、これまで、いいときも、そうじゃないときも共に戦ってきたことを幸せに思います。どんなときも、正面から向き合い、戦い、逃げることなくやってきたことを誇りに思います。

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