東京六大学野球 早慶エース早川&木沢、早慶戦直接対決&ドラフトへの思い語る

[ 2020年10月25日 19:50 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦第6週最終日2回戦   早大1―1立大、法大1―1慶大 ( 2020年10月25日    神宮 )

早大・早川(左)と慶大・木沢
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 優勝の可能性を持つ早慶両校は、ともに1―1で引き分けた。首位・慶大は6勝2分けのポイント7、2位・早大は5勝3分けで同6・5。決着は2週間後の早慶戦に持ち込まれた。

 <早大・早川隆久>
 前日の立大戦で3安打完封した早川は立大戦で連投せず「自分の役割はベンチワーク」と声出し役に徹した。

 引き分けで首位・慶大に0・5ポイント差。最終週(11月7、8日)・早慶戦は1勝1分け以上が15年秋以来のリーグVへの条件となる。エースは「集大成の意味で4年生が団結して戦いたい。伝統の1戦というより夏(春季リーグ)に負けた慶応にやり返す」と語気を強めた。

 あす26日は運命のドラフト会議。小宮山悟監督は「(主将の)早川に天皇杯を持たせたい」と優勝を手土産にプロへ送り出したい思いを語ったが、早川は「早慶戦に向け、体のコンディションを整えたい。ドラフトは寮の自室でテレビで見ています」と平常心を強調した。

 <慶大・木沢尚文>
 同点の7回から満を持してマウンドに上がった。連投ながら最速150キロの直球を武器に、3回35球を投じ、2安打無失点に抑えた。引き分けでの0・5ポイント獲得に貢献。「3イニングを投げ切るより、1人ずつアウトを取るつもりでした」と振り返った。

 2週間後の大一番は早川との“対決”が予想されるが「早慶戦の2試合、投げきって勝つ。ただただ勝てれば…」と意気込んだ。

 またドラフト会議に向けては「ここから何かするより、早慶戦へ準備します」とこちらも冷静に指名を待つ。

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2020年10月25日のニュース