阪神・原口 菅野撃ち決勝打!代打で必死のパッチ 高橋に「勝ちがついてうれしい」

[ 2020年10月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―1巨人 ( 2020年10月24日    東京ドーム )

<巨・神>7回2死一、二塁、代打・原口は中前に適時打を放つ(撮影・西尾 大助)
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 文字通り、値千金の一打だった。同点の7回2死一、二塁で好投していた高橋の代打で登場した阪神・原口が決勝打。3試合続けて得点圏に走者を置いた状況で打点を挙げ、今季4度の対戦で4勝を献上していた菅野に初めて土を付けた。

 「チームとしてその(菅野にやり返す)気持ちは強く持ってやっている。守る方もそうですし、打つ方で今日はたまたま自分だっただけ。一打席に甘い球が一球来るか来ないかの投手なので、1球目からしっかり準備して打ちにいった」

 相手エースと対峙(たいじ)するのは18年10月9日以来。1ボールから甘く入った148キロ直球を逃すことなく捉えた一撃は中堅左で弾み二塁走者のサンズをホームに迎え入れた。高橋の5勝目も呼び込む一打に「本当に粘り強くバッテリーで頑張っていた。そこの代打だったので本当に(高橋に)勝ちが付いて、僕もうれしい」と声を弾ませた。

 開幕1軍も打撃不振で8月17日に降格。ファームでは「こういう機会なんでたくさんの人にいろんな意見を聞いて」と北川2軍打撃コーチや和田豊テクニカルアドバイザーらに打撃指導を仰いだ。9月18日の再昇格後は45打数15安打の打率・333、15打点。ここ3戦は4打数3安打6打点と勝負強さが際立っている。

 「前半戦はなかなか調子が上がらない中でね。チームに貢献できてなかったので、今こうやって少しずつ結果が出てうれしい」

 残りは13試合となったが、代名詞の「必死のパッチ」を貫き、少しでもチームの勝利に貢献する。(阪井 日向)

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