日本ハム・中田 中押し&ダメ押し適時打!16日ぶりの複数打点で浅村に1差の92打点

[ 2020年10月11日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム4―0オリックス ( 2020年10月10日    札幌D )

<日・オ>8回1死二塁、適時打を放つ中田(撮影・高橋茂夫)
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 自らを奮い立たせて打席に立った。日本ハム・中田は「状態は本当にどん底。理想の打ち方や当たりにはほど遠いけど、いいところに落ちてくれて良かった」と久々の感触を振り返った。

 6回、1点を追加し、なおも2死一、三塁。山岡の外角低めのカットボールを、バットの先で拾い左前に運んだ。8回にもダメ押しの左前打。9月24日の西武戦以来、16日ぶりの1試合複数打点となる2打点で92打点。打点トップの楽天・浅村に1差に迫った。

 一時は本塁打、打点の2部門でトップも、シーズン終盤で疲労はピーク。10月の月間打率は試合前まで・083と絶不調だった。自分のスイングさえ見失い、6、7日の楽天戦はスタメン落ち。この日は今季初めて4番以外となる5番での出場だった。下半身の負担を軽減するため、ポイントがないゴムスパイクを着用。「足裏への負担が全然違う」と足元を見直したことも奏功した。

 栗山監督も「翔らしく大きな本塁打を打つのも大事だけど、今日みたいに難しい球を食らいついて必死になってやる姿を求めていた」と姿勢を評価。中田は「目先の試合に勝つだけ」とタイトルには興味を示さなかったが、この姿勢が戻れば完全復活も近い。(東尾 洋樹)

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2020年10月11日のニュース