ヤクルト五十嵐亮太が残した偉大な足跡 救援投手として生きた20年

[ 2020年10月11日 12:00 ]

今年6月の練習試合・中日戦で力投する五十嵐
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 ヤクルトの五十嵐亮太投手(41)が、今季限りで現役を引退することが10日、分かった。この日までに球団と話し合い、決断に至った。近日中に正式発表される。

 プロ野球で歴代7位の822試合登板。メジャーでの83試合の登板を加えると、日米通算905試合登板。そのすべてが救援登板となった。プロ野球で800試合以上投げて、すべてが救援だったのは五十嵐だけ。プロ野球記録となる1002試合に登板した岩瀬仁紀(中日)も1試合だけ先発がある。

 毎試合の準備が欠かせに救援投手としての20年。数々の記録が残る。ヤクルト時代の09年には4月から7月にかけて25試合連続無失点をマークした。これは現在も球団記録として残る。月間記録としても、ヤクルト時代の04年8月の記録した16試合登板が球団タイ記録だ。

 メジャーから日本球界に復帰したソフトバンクでは、2年目の14年7月に、現在もパ・リーグ記録となっている月間12ホールドを記録した。

 まさに鉄腕と呼ぶにふさわしい成績を残してきた。

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2020年10月11日のニュース