ロッテ 首位攻防3連戦で先勝!ソフトBにゲーム差なし接近 藤原がプロ初猛打賞の活躍

[ 2020年10月9日 21:17 ]

パ・リーグ   ロッテ3ー1ソフトバンク ( 2020年10月9日    ペイペイD )

<ソ・ロ>ソフトバンク戦に先発したロッテの二木(撮影・中村 達也)
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 2位・ロッテは首位のソフトバンクとの首位攻防3連戦の初戦を3―1で制し、ゲーム差なしの勝率1厘差に迫った。

 先発の二木がソフトバンクキラーぶりを発揮。19年4月から6連勝中で、ペイペイドームでも17年9月から6連勝中と好相性の相手と舞台で好投を見せた。

 二木は初回1死から中村晃にソロ本塁打を浴びたが最小失点で抑えた。2回1死、松田に中前打を打たれたが後続を断ち、3回から5回までは3イニング連続3者凡退。6回は1死から周東に四球を許し、盗塁で二塁に進まれるピンチも柳田をフォークで三振に打ち取った。7回も無失点に抑え、中継ぎ陣にバトンを渡した。8回の沢村、9回の益田が無失点に抑えて逃げ切った。二木は7回9奪三振1失点で6勝目を挙げた。

 打線は初回にソフトバンクの先発・ムーアの立ち上がりを攻めた。2試合連続で「1番・左翼」でスタメン出場した藤原が二塁内野安打で出塁すると、四球、死球で無死満塁の好機をつくり、4番の安田が冷静に四球を選んで押し出しで先制。続く井上は三ゴロで本塁アウトかと思われたが、松田の送球を捕手・甲斐がまさかの落球で2点目を挙げた。6回には2死三塁から、1番・藤原がこの日3安打目となる右前打を放ち貴重な追加点を挙げた。藤原はプロ初の猛打賞に加え、次打者・中村奨の3球目にプロ初盗塁も決めた。8回にはドラフト3位の高部が代打でプロ初安打となる左前打を放つなど、コロナ禍の中でもチャンスを得た若手が躍動した。

 ソフトバンクの先発・ムーアは今季5戦4勝と得意の本拠地も、初回に3四死球と制球が定まらず2失点。その後、2回から5回まで無失点に抑えたが、6回に追加点を挙げられマウンドを降りた。ムーアは6回途中8奪三振も今季最多の119球を投げ3失点で3敗目となった。打線は初回の中村晃のソロ本塁打で1点を奪うのがやっとだった。

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