西武・外崎の好判断が生んだ3点目 「1点をいかにして取るか」辻監督の言葉を体現

[ 2020年10月9日 22:44 ]

パ・リーグ   西武5―2楽天 ( 2020年10月9日    楽天生命パーク )

<楽・西>2回2死一、二塁、金子の右前適時打で生還する外崎(左)。捕手・下妻(撮影・尾崎 有希)
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 「1点をいかにして取るか」――。17年の就任以来、西武・辻監督が繰り返してきた言葉を外崎が体現した。

 2回、同点に追いつき、なお2死一、二塁で金子が右前に勝ち越しの適時打。さらに一、二塁間で挟まれる金子を横目に、三進していた一走の外崎もホームへ。きわどいタイミングだったが、頭から滑り込み、左手で3点目のホームに触れた。「すでに逆転していましたし、ネコさん(金子)が挟まれて“いっていいかな”と思いました」と外崎。「あのままネコさんが挟まれて、アウトになる可能性も高かったですし、ここは勝負しよう!という感じでいきました!」と好走塁を振り返った。

 辻監督も「ブロックができない中で、ホームをすり抜けるには(頭からいくのは)大きな手段だと思う」と評価。「金子、源田、外崎、木村にスパンジーと足のある選手がいる。足を使った走塁が点に絡むと勢いが増してくる」とうなずいた。 西武は、10日も楽天に勝てば、7月31日以来、71日ぶりに3位に浮上する。

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