オリックス・吉田正 2冠へ意欲「“あの時こうすれば良かった”とならないように」

[ 2020年10月9日 05:30 ]

オリックス・吉田正
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 オリックス・吉田正が、初の打撃タイトルとなる首位打者&最多安打の2冠奪取へ意気込みを示した。

 「最後まで、“あの時こうすれば良かった”というような打席をつくらないように。バットが出なくなるのが一番良くないので積極的にやって、納得のいく結果につなげたい」

 ここまで全94試合に出場し、打率・349はリーグトップ。117安打も楽天・鈴木大と並び最多で、両タイトルの同時獲得となれば球団では98年のイチロー以来22年ぶりだ。

 安打量産の要因が、「悪くなった時に、すぐ切れるように」と打撃フォームの微調整による状態管理の徹底。今季の連続試合無安打の最長が、7月17~19日のわずか3試合という事実が物語る。

 昨季はリーグ2位の打率・322で西武・森に譲った。「去年は追う立場だったけど、1日が長く感じます。メンタルより技術だけど、どこかで気にするところはある」と率直な心境を語った上で、「1本でも、1打点でも多く全ての面でやっていきたい」と力を込めた。(湯澤 涼)

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2020年10月9日のニュース