中日・福谷 本拠ナゴヤDで1196日ぶり白星は涙の勝利

[ 2020年9月3日 20:40 ]

セ・リーグ   中日6―0広島 ( 2020年9月3日    ナゴヤD )

<中・広>8回2死一、二塁、無失点ながら無念の降板となり、帽子で顔を隠しベンチに戻る福谷(撮影・椎名 航)
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 涙の白星だ。中日は先発・福谷が8回途中まで無失点と好投し、チームを3カードぶりの勝ち越しに導いた。

 最速150キロの直球を軸に広島打線を封じ、6回無死一、二塁のピンチでは坂倉、鈴木、松山の中軸を打ち取った。

 球数が100球を超えた8回に1死から連打を浴びて一、二塁で鈴木へ4球目を投げた直後にアクシデントがあったのか、与田監督がトレーナーとともにマウンドへ駆け寄り、状態を確認。相手主砲を空振り三振に仕留めたところで降板となった。

 プロ初の完封勝利は逃したが、バットでも貢献。3回に左前打でプロ初安打を放つと、チームはこの回3点を追加。6回2死満塁ではプロ初適時打となる右前適時打で自らを援護。

 投げて打ってと大活躍のヒーローは、救援時代の2017年5月26日のヤクルト戦以来、1196日ぶりに本拠地・ナゴヤドームで白星を手にした。

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