オリックス　安達同点打で自力CS消滅は回避　延長戦はまたも勝てず、今季2敗5分け

パ・リーグ   オリックス3－3ソフトバンク （ 2020年9月2日    京セラドーム ）

＜オ・ソ（17）＞9回2死満塁で、安達了一は左前2点適時打（撮影・井垣　忠夫）
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　ため息が打球音にシンクロした。延長10回2死二、三塁。今季初のサヨナラ勝ちを託されたオリックス・中川の一撃は平凡な二飛に終わった。「いやあ、惜しかったですね。決めきれなかった」。シンプルな言葉で中嶋監督代行は評価の難しい引き分けを総括した。

　2点を追う7回無死一、二塁ではジョーンズが初球を遊ゴロ併殺。9回無死二、三塁の好機でも中川は捕邪飛、吉田正の申告敬遠を挟んで、ジョーンズが遊飛に倒れた。直後、安達の左前適時打で追いついた。延長戦は2敗5分けの未勝利ながら、辛うじて自力CS消滅を回避した。

　中嶋監督代行は「9回は非常にいい姿勢。決めるまで待ちます」と前向き。リーグトップの打率・379を誇る吉田正の前後に当たりが出てくれば流れは変わる。（堀田　和昭）