中日・福谷が“涙の降板”も投打で活躍、3勝目 広島は初戦に続いて今季2度目の完封負け

[ 2020年9月3日 20:43 ]

セ・リーグ   中日6―0広島 ( 2020年9月3日    ナゴヤD )

<中・広>6回2死一、二塁、松山を空振り三振に抑え、笑顔で吠える福谷(撮影・椎名 航)
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 中日が6―0で広島を下して3カードぶりの勝ち越しを決め、借金を4に減らした。福谷はプロ8年目でのプロ初完投初完封こそ逃したものの、8回途中7安打無失点で今季3勝目(2敗)。広島は10度目の先発マウンドで今季初勝利を目指したK・ジョンソンが4回4安打5失点で開幕7連敗。チームも3カード連続負け越しでワーストタイの借金7となった。

 中日は初回、1軍復帰即スタメンで3番に入った福田が左翼スタンド中段に4号2ランを放って先制。3回には先発投手の先頭・福谷がプロ8年目、通算16打席目で初安打を放って出塁すると、大島の右前打と平田の2打席連続四球で無死満塁とし、ビシエドと高橋の連続中犠飛で2点を加えて序盤で5点をリードした。

 6回には、2死満塁からまたも投手の福谷が右前へ弾き返し、プロ初打点をマークして6点リード。福谷はプロ初完投初完封ペースだった8回に足を気にするそぶりを見せ、2死一、二塁の場面で降板。帽子で顔を隠しながら戻ったベンチで肩を震わせる“涙の降板”となったが、8回途中7安打無失点好投で今季3勝目を挙げた。

 広島は先発左腕のK・ジョンソンが3回までに5点を失い、4回5失点降板という誤算。大きく組み替えた打線もプロ初先発の大盛が安打を放ち、3番に入った坂倉は3安打と気を吐いたが、主砲・鈴木誠が初回の2死一塁で3ボールから中飛、4回の1死一塁で三ゴロ併殺打、6回の1死一、二塁で左飛、8回の1死一、二塁で三振とふるわず、3連戦初戦に続いて今季2度目の完封負けとなった。

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2020年9月3日のニュース