広島左腕K・ジョンソン、10度目先発も4回5失点で今季初白星ならず 防御率は6点台に

[ 2020年9月3日 19:28 ]

セ・リーグ   広島―中日 ( 2020年9月3日    ナゴヤD )

<中・広>力投する先発のジョンソン(撮影・椎名 航)
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 広島のクリス・ジョンソン投手(35)が中日戦(ナゴヤD)に先発登板。初回に1軍復帰初打席の福田から先制2ランを被弾するなど4回4安打5失点の内容で、10試合目のマウンドも今季初勝利とはならなかった。

 来日1年目の2015年に最優秀防御率のタイトルを獲得し、広島が25年ぶりに優勝した2016年には15勝をマークして沢村賞も獲得した左のエースだが、試合前までの9試合で0勝6敗、防御率5・66という今季成績。1度は出場選手登録を抹消され、この日は復帰後6試合目のマウンドだったが、またも待望の白星には手が届かなかった。

 0―0で迎えた初回、1死から平田を四球で歩かせると、続く3番・福田に1ストライクからの2球目、真ん中に入ったスライダーを左翼スタンド中段まで運ばれて2失点。0―2で迎えた3回には先頭として打席に入った相手先発投手の福谷に8年目、通算16打席目でプロ初安打となる左前打を許すと、大島に右前打、平田は2打席連続の四球で無死満塁のピンチを招いた。

 そして、ここで前の打席で2ランされている福田に左前適時打されて3失点目。さらにビシエド、高橋に連続犠飛を打たれて3回で早くも5点を失った。4回の下位打線は3者凡退に仕留めたK・ジョンソンだったが、0―5で迎えた5回の攻撃で2死一、二塁の場面に打席が回ると代打・会沢がコールされ、ここで降板となった。なお、会沢は二ゴロに倒れて広島はこの回も無得点に終わっている。

 K・ジョンソンの投球内容は4回で打者18人に対して61球を投げ、4安打5失点。3三振を奪い、与えた四球は2つだった。防御率はこれで6・10となっている。

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2020年9月3日のニュース