DeNA・大貫 本拠地観客の前での勝利に「喜びをかみしめています」ノーノーは「意識していなかった」

[ 2020年7月23日 21:40 ]

セ・リーグ   DeNA6―0ヤクルト ( 2020年7月23日    横浜 )

<D・ヤ>ヒーローインタビューに笑顔で答える大貫(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAの大貫晋一投手(26)が23日、横浜スタジアムで行われたヤクルト戦に中8日で先発。直球、ツーシーム、カットボール、フォークなど変化球をちりばめてヤクルト打線を寄せ付けず、7回2死から西浦に右前打を許すまで無安打の見事な投球を披露。大洋時代の70年6月9日に鬼頭洋がヤクルト戦(川崎)で達成して以来、チームとして50年ぶりとなるノーヒットノーランとはならなかったが、7回、111球を投げて1安打無失点で自身2連勝を飾った。

 チームにとっても、連敗が6でストップ。14日の中日戦(ナゴヤD)で大貫が好投して勝利して以来の勝利。本拠地・横浜スタジアムでは観客の前での勝利は今季初となった。

 大貫は試合後、お立ち台で柔らかな笑みを浮かべ「本当にこうして観客が入って野球ができる喜びをかみしめています」と語り、大きな拍手を浴びた。この日の投球については「しっかり腕を振って投げることができました。序盤に野手の方に点を取っていただいて、いいリズムで投げることができました」と感謝。ノーヒットノーランについては「まったく意識していなかった」と笑った。

 この日の勝利で自身2連勝としたが「まだまだ反省するところもたくさんあるので、もっともっと勝ちを重ねていけるように頑張りたいと思います」と謙虚に語った。

 ラミレス監督も「素晴らしかったと思います。これ以上言うことない、期待以上の投球をしてくれましたし、2試合続けて素晴らしい投球をしてくれて、非常にうれしい」と絶賛。無安打投球が続くうちは「いけるところまで」と思っていたと語り、ベンチに下がった大貫には「よくやってくれた」と声を掛けたと明かした。

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