“二世軍団”関西学院、コールド快勝 藪恵壹氏次男・雅博、2安打1盗塁

[ 2020年7月23日 16:23 ]

兵庫県大会2回戦   関西学院9―0川西北陵 7回コールド ( 2020年7月23日    尼崎 )

<関西学院・川西北陵>6回に中安打を放った関西学院・藪雅博主将
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 阪神などで活躍した藪恵壹氏の次男、関西学院・藪雅博外野手(3年)が「2番・左翼」で先発出場し、4打数2安打1盗塁で勝利に貢献した。初回無死1塁から投犠打で敵失を誘い、流れを呼び込む先制点につなげた。

 「うれしい気持ちが一番です。大事なバントだったので、決めることができて良かった」

 11安打9得点で快勝。広岡正信監督(66)からも「100点じゃないですか。今日の藪、良かったですね」と絶賛された。父は阪神で通算84勝を挙げ、メジャーにも挑戦し、42歳まで現役をまっとうした。野球に打ち込んで改めて偉大さを実感した。

 「努力の量がスゴい。高校野球を経験して、続けることを難しいな…と思った。そういう面でスゴかったからこそ、素晴らしい舞台で活躍をできたんだと思います」。コロナ禍で活動自粛期間中には「チーム内でどんな練習をしたら良いのか話した」と相談にも乗ってもらった。

 藪氏は左翼席から応援し、息子の姿を見守った。「練習不足はやむを得ないところだったけど、そんな中で今日は全員攻撃、良いゲームでした。仲間と1試合でも多くできるように頑張って欲しい」。進路については「本人の人生だから、本人が決めることだから。こっちは押しつけない」と本人の意思に任せる姿勢を見せた。

 チームには他にも阪神2軍打撃コーチを務める北川博敏氏の長女・千尋マネジャー(2年)、阪神などで活躍した新井貴浩氏の長男・亮規浩(あきひろ)内野手(1年)など二世そろい。藪外野手は「この流れをうまく切らさず、もっといいパフォーマンスを出せるように頑張っていきたい」と次戦へ意気込んだ。

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2020年7月23日のニュース