国士舘大・小田川 準硬式から硬式に転部の右腕登板、辻監督「楽しみですよ」

[ 2020年7月12日 19:57 ]

大学野球オープン戦   国士舘大6―3早大 ( 2020年7月12日    早大G )

準硬式から硬式野球部に転部し初登板した国士舘大・小田川
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 異色といってもいいだろう。今年春まで国士舘大の準硬式野球部に在籍していた小田川来夢(4年、専大松戸)が硬式に転部して早大とのオープン戦に初登板した。

 早大側がお願いして行われた延長10回のタイブレーク。無死一、二塁の場面でマウンドに上がり適時打を浴びたがバント処理を無難にこなすなど違和感はなかった。準硬式の4年生は春の大会で引退するのが恒例となっているが、小田川は「まだ野球を続けたい」と辻俊哉監督にお願いし硬式に転部した。

 3年春の東都大学準硬式リーグでは4勝をマーク。関東大学選抜チームでは4試合すべてに登板して日本一にも貢献した右腕。MAX146キロと球速もあり硬式でも戦力の期待がかかる。高校時代は内野手。大学では投手の数が足りず転向。一気に素質が開花した。

 「楽しみですよ。準硬式では有名な投手なんです。硬式でやりたいというので、学内で転部手続きをしました」と辻監督は期待を寄せる。すでに社会人野球のチームから内定ももらい卒業後も野球を続ける。「秋が僕にとって硬式ラストシーズン。勝利に貢献出来るよう頑張りたいです」1メートル70と小柄な小田川は大きな夢を持って秋を目指す。

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2020年7月12日のニュース