中日・石川昂 プロ初打席で二塁打 高卒新人最速の1軍昇格&即スタメンで結果「めちゃくちゃ緊張」

[ 2020年7月12日 14:41 ]

セリーグ   中日―広島 ( 2020年7月12日    ナゴヤドーム )

<中・広>2回表1死、プロ初打席に立つ石川昂(撮影・椎名 航)
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 中日のドラフト1位ルーキー、石川昂弥内野手(19)がプロ初打席で左翼に二塁打を放った。12日、高卒新人で最速の1軍昇格を果たし、広島6回戦にいきなり「7番・三塁」でスタメン起用。2回1死の第1打席で、遠藤が投じた131キロのチェンジアップを左翼線にはじき返した。

 前日(11日)の広島戦で、高橋周平内野手(26)が左足を痛め途中退場。検査の結果、左ハムストリングス1度損傷のため復帰まで約1カ月を要すると診断され、長打力のある石川昂が大抜擢された。

 「正直、急だったんでビックリしたが、1軍に上がりたいと思って2軍でやっていたので、しっかりとこのチャンスをつかめるように全力で頑張りたい」。初々しい決意表明の中に、大物らしい風格ものぞく。石川昂は新人ながら、ウエスタンリーグでは「4番・三塁」を任され、9試合に出場して打率・258、1本塁打。2日のウエスタン・オリックス戦で、同じドラフト1位の宮城から右翼ポール際に「公式戦1号」を放った。

 現在、チームは8勝11敗で5位。前日の試合ではナゴヤドーム史上最悪の19失点で敗れるなど、ムードは悪い。高校通算55本塁打のスラッガーに注がれる首脳陣の視線は熱い。

 この日、東邦高の先輩、藤嶋健人(22)も昇格した。

 ▼中日・石川昂 打ったのはチェンジアップです。初打席はめちゃくちゃ緊張しました。打った感じはギリギリだと思ったので切れるなと思いながら走りました。1本打てて、少し落ち着けたのでこの後も集中してプレーしたいです。

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