【宮城】仙台一、日本一経験“枡田イズム”で1勝 元楽天コーチ6月に就任

[ 2020年7月12日 05:30 ]

宮城代替大会2回戦   仙台一2―1小牛田農林 ( 2020年7月11日    石巻市民 )

スタンドで観戦した仙台一の枡田慎太郎コーチ
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 延長タイブレークで10回表に1点を勝ち越した仙台一は直後に1死二、三塁のピンチ。ここでエース・奥山虎太郎(3年)は冷静だった。「低めにカットを投げればバントはできないと思った。投球する寸前にスクイズだとわかった」。ボールはワンバウンドして捕手のミットに収まり、スクイズを阻止。無失点で切り抜け、小牛田農林を下した。

 6月就任でスタンドで観戦した元楽天の枡田慎太郎コーチは「まず勝てて良かった。選手には準備と予想の徹底を呼びかけている」と笑った。就任して約2週間。同コーチの助言によって奥山は力を抜くことを意識し、この日も要所で冷静に対応。打者も漠然とではなく、狙いを持って打席に入っている。13年の楽天日本一に貢献した男の経験は大きい。(柳内 遼平)

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2020年7月12日のニュース