阪神・陽川 適時三塁打で一矢報いた プロ7年目で初の開幕1軍入り目指し「1打席、1打席が勝負」

[ 2020年6月11日 05:30 ]

練習試合   阪神1-15広島 ( 2020年6月10日    マツダ )

<練習試合 広・神>8回1死一塁、代打・陽川は左中間に適時三塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 1打席に懸ける思いが快音を生んだ。途中出場の阪神・陽川が、チーム唯一の得点を叩き出して存在感を示した。8回1死一塁から代打として登場。フランスアの144キロ直球を振り抜いて、左中間フェンス直撃の適時三塁打を放った。

 「チャンスっていうのは少ない。1打席、1打席が勝負なので、その1打席の中で結果を出すというのを意識してやってるのが、こういう結果につながった」。代打として、試合終盤に相手の中継ぎ左腕と対峙。シーズンでも想定されうる状況で、しっかりと勝負強さを発揮した。

 プロ7年目で初の開幕1軍入りへ着実に前進する。この日、今季の特別ルールとして1軍の登録人数が29人から31人、ベンチ入り人数も25人から26人に増えることが決定した。 当落選上にいる背番号55にとっては朗報でも「枠が増えたからと言って安心ができないので、しっかり結果を出していきたい」と表情を引き締める。目指すのは、開幕1軍でも代打でもない。レギュラーを目指す戦いだからこそ、上を向き続ける。(遠藤 礼)

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2020年6月11日のニュース