ソフトB・柳田 左右に2発!練習試合は8戦4発と爆発中!「いい反応をしている」

[ 2020年6月11日 05:30 ]

練習試合   ソフトバンク5-7オリックス ( 2020年6月10日    ペイペイドーム )

練習試合<ソ・オ>7回2死一、三塁、、右越え本塁打を放った柳田はTVカメラに向かってポーズを取る(撮影・中村達也)
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 「6・19」早く来い!ソフトバンクは10日、ペイペイドームでオリックスと練習試合を行い、柳田悠岐外野手(31)が2本のアーチを左右に架けた。これで練習試合8戦4発。120試合換算で驚異の60発ペースだ。前夜(9日)には松田宣浩内野手(37)が2発。日替わりでマルチ本塁打男が出現する鷹打線が、このまま開幕へ突っ走る。

 この男、狙った獲物は逃さない。柳田が、ゾーンに入ってきた。4点を追う7回2死一、三塁でヒギンスの135キロ、ど真ん中のチェンジアップを強振。ライナーで、この日2発目となる右翼テラス席への3ランをぶっ放した。

 「まあ体が凄くいい。(2本とも)いい反応をしている。そんな感じ。打席で足を使って粘れているし、しっかりミートできた」

 1点を追う3回2死での1発目は、腰でためて両腕だけで左翼席スタンドに運んだ。アルバースの141キロ外角高めツーシームを逆方向へソロ本塁打。5日の練習試合・阪神戦(甲子園)以来のアーチ。初回1死一塁でもアルバース強襲の内野安打。大砲のタメは実に利いている。

 これで練習試合で8戦4発と決定力は抜群だ。開幕のロッテ戦が迫る中、前夜(9日)の同カードでは“熱男”こと松田宣が2打席連発。そしてギータが続いた。本拠地対外試合での今季初本塁打を含む2本塁打。工藤監督も「泳ぎながらでも十分に飛距離が出る。僕の目から見れば、いつでもシーズンに入れる。いつでも開幕していいのかな」とご機嫌だ。

 「手洗い、うがい、消毒は、31年間で一番やっている」とギータのコロナ対策はばっちり。「3番・中堅」で2試合連続フル出場と状態も万全だ。「体は元気なんで、もっと動きたい。そういう気持ちになれたことは今までなかった。いい方向に進んでいる。だんだん気持ちも入ってきた」と乗ってきた。

 4本とも、ベンチ前の本塁打パフォーマンス「3150(サイコー)」ポーズを控えているが、親指と人さし指で英語の「L」マークを作るポーズで喜び続ける。「特に意味はないし、何も考えていないです。予定は未定です」とけむに巻くが、バットは本格化する一方だ。やはり、この男が今季も盛り上げ続ける。

 《内川は練習試合初安打》ソフトバンクのベテラン・内川が、2日から再開した練習試合で初安打を放った。4回2死の第2打席で痛烈な左前打を放ち18打席目で待望の一打。工藤監督は「ホッとしました。本人の中ではまだしっくりいっていない部分があるんじゃないかなと思うけど、一本出ると打者は変わる」と話した。

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2020年6月11日のニュース